文字通り胸をボリュームアップさせる手術のことですが、その手法は沢山存在し、大きく代表的な3つの方法に分類されます。
バッグを挿入する「バッグ式豊胸術」、ご自身の身体から採取した脂肪を注入する「脂肪注入法」、注射によってヒアルロン酸を注入する「ヒアルロン酸注入術」の3つの方法です。
それぞれ特徴があり、ご自身の悩みやご希望のイメージ、患部の状態によっても最適な方法は異なります。残念ながらすべての症状に適した方法は今のところ無いと言っても良いでしょう。
ネット上の一方通行な情報だけで判断されずに、経験の豊富な医師に相談されることをおススメします。
また、大きさや形ばかりが話題になりがちですが、触り心地も気になるポイントではないでしょうか。
手術の方法によって固さや触り心地も変わってきますので、そこも含めたご相談が理想的です。
最後に、豊胸をご希望される方が、その理由として上げられる点のご紹介です。
その多くは成長期の発育の問題で、大きさに満足されていないケースですが、中には出産や授乳、加齢による衰えによるケースもございます。昔のハリや大きさを取り戻したい!という思いですね。
このように原因も人によって異なります。
ご自身はどのような原因で、何に悩まれ、どのような大きさ、形、触り心地、にされたいかを、しっかりと医師に伝えることが豊胸手術の成功のポイントです。
多く寄せられるご質問の1つとして「乳がん」に関する不安がございます。
現在、医学的にも豊胸手術と乳がんの因果関係は認められておらず、乳がんを誘発するという裏付けはありません。
実際に、乳がんの発生する場所と、豊胸手術でアプローチする場所は異なり、構造上にも作用することは無いと考えられています。
つまり、豊胸手術によって乳がんの発症リスクが高まるというのは、科学的根拠の無いウワサや誤解であるとご理解いただいて良いでしょう。
次に、乳がん検診については、注意が必要です。
と言うのも、シリコンバッグを挿入した場合ではマンモグラフィ検査を避けた方が良いからです。診断率低下や、危機で挟むことによる破裂の可能性が0ではないため推奨されていません。一方で、超音波検診でしたら受診可能です。
もう1つ気にされる方が多いのが授乳への影響ですが、通常の手術では、乳腺、乳管、つまり授乳に機能する部分にはまったく触れないので心配ございません。
手術の方法によってダウンタイムの長さや痛みも大きく異なります。
注射だけのとてもシンプルな施術ですので、ダメージも少なく術後も生活への影響は最小限かと思います。筋肉痛の様な痛みが発生するケースがありますが、平均的に2週間程度で落ち着きます。
注射した胸の痛みはほとんどなく、ヒアルロン酸と同等程度とお考えください。多くのケースで1週間程あれば痛みも治まります。
一方で、脂肪を採取した部位の方は腫れや筋肉痛のような痛みが1週間程度続くと言われています。
主にバッグを挿入する位置で痛みの程度や期間も異なります。筋肉痛のような痛みが1ヶ月程続くと言われています。
現在、主流として3つの施術方法があり、注入・挿入する素材や技術等によって更に細かな手法に分類されます。
それぞれの特徴やメリット・デメリット等もありますので、ご希望のイメージと状態に適した手法をお選びいただくことが重要です。
手軽で人気の方法です。メスを使わずダウンタイムもほとんどありません。施術も平均的に10~20分程です。注入量を細かく調整できるので、綺麗なバストラインを形成することができます。
ご自身の身体から吸引した脂肪を、不純物を取り除いたうえで注入、又はご自身の幹細胞と一緒にバストに注入する施術等です。太もも、お尻、下腹部などの気になる箇所の脂肪を吸引して、バストに注入できます。